時の流れに身を任せ

 

 


生物に時間の感覚が必要な理由が何で生まれたのか
よくわからないけれども、まぁたぶん必要だからそうなった
んだろうと思うんだけれど、体内時計ってのがあるのは
間違いないところではある。

例えばハツカネズミ一匹用意して、太陽が当たらないところで生活させる。
ハツカネズミは夜行性だからあんまり問題ないのかもしれないけど、
暗いところで何日か暮らさせる。

最初の日、ネズミは普段どおりに夜頃目覚める。
んで飯食ったり運動したりしてその日が終わる。
しかしいつまでたっても日は照らないので、適当に朝方寝る。

次の日大体深夜頃目覚める。
でいつもどおりの行動する。やっぱり日は照らないので
適当に昼頃寝る…というようになぜかずれていく
ハツカネズミの体内時計は30時間周期だそうだ。
こういう一日がどのくらいかを感覚的に知ることを概日リズム
(サーカディアンリズム)という。

で、似たようなことを人間でもやってみた。
人間の場合日の光のほかに時計も隠さないといけない。
結論から言うとどうも24.7時間とかそんな感じだった。
なんで24時間きっかりじゃないのか謎だ。

人間にしろネズミにしろ、太陽の光、というもので一日が
どこなのかを決めているといってもいいだろう。
いうならば太陽の光によるリセットあるいは時刻あわせだな。

こいつを逆用したのが電照菊だ。
本当はまだ日が短くなってないのに短くなったと勘違いさせたり
長くなってないのに長くなったと勘違いさせて概日リズムを狂わせて
花を咲かせる。実際植物にしたらいい迷惑だ。

太陽の周りを地球は回っているのだが、地軸がずれているせいで
地球には四季が存在する。
温度変化に対応するためにも生物はさまざまな反応をするのだが、
繁殖活動がその中で一番大きいウェイトを占めているのではないか。

寿命の短い生物だと秋になったら繁殖して死ぬ、という一年周期
だったりすることも結構ある。
そうでなくてもほとんどの動物には繁殖期がある。

無いのは人間と微生物くらいか…ある意味どっちも年中繁殖期だ
最も人間に関しちゃ…クリスマス付近とか繁殖期なんだろうか?
ていうかやってる人は年中やってるしやってない人は年中…。
…何をやってるかは聞かないでくれよ

回っているといえば地球の回りに月がある。月の潮汐力は結構大きい。
ある種の生物、例えば蟹とかは潮汐力を何らかの方法で察知して
大潮の日に産卵を行ったりする。

人間にその能力が残ってるかどうか分からないが、代わりに
視覚で大体29.5日周期で月が地球を一周していることを知ることが
でき、太陰暦を作成できたわけだ。
暦があるからこそ農業を興すこともできた。

月が無かったら暦を作成することも出来なかっただろう。
だいたい月(天体)と月(暦)、英語でもmonthとmoonだ。
当然のようにこれらは天体の月が由来である。

ということをいろいろ考えると、人間はどうも天体を基準、
視覚により時間を知る部分が大きい。
脳の時間感覚もおそらく視覚によるものが大きいんじゃなかろうか。
時計も目で見るわけだし(時報は違うが)。

脳の時間感覚が狂うのがいわゆる時差ぼけなどだろうけど、
割と短時間で適応できることが多いのはやっぱり視覚による
察知がけっこうでかいのかもしれない。
皮膚でもある程度感じ取ってるけど。

ただまぁ人間の時間感覚ってのはいいかげんだ
アインシュタインの実験じゃないが、あくまで主観なんだから。
そのうえ宇宙全体でみりゃ時間の流れが一定でない…
ま、使える時間を有効にと。時間は大切に。



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